廃車買取するまでの流れ

事故でボロボロになった車も、専門の業者に依頼することで売却することが可能です。事故車を売る場合は、カーディーラーや中古車買取業者に依頼するか、それとも廃車専門の買取業者にお願いするか、二通りの選択肢があります。事故車は中古車よりもグレードが落ちるため、できるだけ廃車専門の買取業者に依頼した方が高い値段で売れることが多いです。今回は廃車買取業者の手続き方法を詳しくお伝えしていますので、ぜひご確認ください。

廃車買取業者をリサーチする

廃車買取業者は、事故を起こして車の基幹部に重大な欠陥があったり、廃車寸前の車でも買い取ってくれるサービス事業者です。事故を起こしてボロボロになった車でも、その車に価値がつけば面倒で高額な廃車手続きを行う必要もありません。廃車買取業者は、全国に店舗を展開する大手ディーラーや中古車買取業者などもサービスを開始し、今では複数の業者で一括見積りを依頼することもできます。ただ、できるだけ高額に買い取ってもらえるよう、事前に必ず廃車買取業者をリサーチしておきましょう。たとえば、買取実績や実際に利用した人の口コミなど、できるだけ信頼のおける業者を利用することをおすすめします。

高額買取のために査定前にひと手間

できるだけクルマをキレイに清掃

廃車買取業者は複数社選び、できるだけ有利な価格で売れるよう工夫が必要です。しかし、買取業者に見積もり査定を依頼する前に、まずクルマをキレイに清掃しておくことを忘れてはいけません。査定はクルマのグレードや車種のほか、外装や内装も評価対象に入っているからです。できるだけキレイに保っているクルマほど、査定額も高めに評価されることが多いです。外装ではキズや汚れを取り除いたり、コーティングして見た目を美しくする方法があります。内装では、車内に掃除機をかけたり、水洗できる部分はキレイに掃除しておくと良いでしょう。

付属品・書類をまとめておく

廃車買取業者を利用する場合、契約時に以下の書類や付属品が必要です。

  • 自動車検査証
  • 印鑑登録証明書
  • 自賠責保険証明書
  • 自動車納税証明書
  • リサイクル券(預託済みの場合のみ)

こうした書類は査定を行う段階で用意しておくことを推奨します。書類が早く用意できていれば、それだけ買取業者の心象も良くなり、買取金額に有利に働きます。現段階では上記の書類は必要ありませんが、「売る意志」を強くアピールしておくことで相手も高く買い取りたいという心境に陥る可能性が高いです。

複数業者に査定を依頼する

査定前の準備ができれば、今度は見積もりの依頼を出していきます。事故車の査定では、事故に遭ったときの状況や現在の状態、修理に出した経歴など細かい部分まで聞き取りが行われ、そのまま査定結果(買取金額)に反映します。廃車買取業者は、新車や中古車より厳しく査定を行うため、絶対に虚偽情報を提出しないよう気をつけてください。また、査定を依頼する場合は一度に複数業者を選ぶとお得です。廃車買取の相場感覚が分かるだけではなく、複数の業者を競わせて買取価格を吊り上げることもできます。事故車はもともと買取価格が低いため、ありとあらゆる手を使って価値を高めていきましょう。

廃車に必要な書類・手続きの準備

廃車買取業者の査定で買取金額に納得がいくと、今度は廃車に必要な手続きを行っていきます。廃車にあたっては「運転免許証などの身分証明書」や「実印」、「マイナンバーカード(または通知カードのコピー)」も必要です。こうした必要書類を持って店舗に伺い、買取業者の指示に従って手続きを進めていきます。

廃車買取業者へ車の引き渡し

廃車買取業者と契約を結んだ後、今度は車の引き取り日程を調整していきます。不動車や事故車の場合はレッカーが必要となるため、車の保管場所の道路状況(広さ等)などを確認し、当日に業者が引き取りに訪れます。レッカー代や車の引き取り料金など、業者によって無料で行ってくれることもあるので、事前にサービス内容を確認しておきましょう。代表例はカーネクストで、引き取りの面倒な手続きまで担っています。当日にどうしても立ち合いができないという場合は、事前に買取業者に相談しておきましょう。立ち合い不能でも引き取り可能な場合が多いです。ただし、引き取り日程を予約後、急なキャンセルなどは違約金が発生する(3万円前後)こともあるので、余裕のある日程を選ぶことをおすすめします。

車内に忘れ物がないかを確認

廃車買取業者に車を渡すときは、必ず車内に忘れ物がないか確認しておいてください。廃車の手続きが済んでから忘れ物に気付いても、すでに処分されているというケースも考えられます。特にダッシュボードやオーディオ内のCD/DVD、カーナビの個人情報の消去などが忘れやすいため、十分に注意しておきましょう。

買取金額の入金

廃車買取業者との契約や車の引き取りが完了すると、次はようやく代金の入金が行われます。振込口座は事前に業者に登録しておくので、入金日に確実に振込されているか確認しておいてください。正確な入金日は、買取業者が書類不備などを確認後、おおよそ2~3営業日以内に振り込まれることが多いです。

抹消手続きを完了

廃車の手続きには「抹消手続き」が必要で、車の名義を消しておかなければなりません。廃車買取業者では、この抹消手続きまで行ってくれます。口座への買取金額が入金された後、必ず業者から抹消手続き完了の通知が送られてくるはずです。万が一届かないという場合は、必ず業者に確認しておいてください。抹消手続きが行われていないと、廃車したのに自動車税を支払い続けなければなりません。

任意保険の解約

自動車を保有している場合に必ず加入する「自賠責保険」は、廃車した場合に限り解約することが可能です(廃車以外で解約すると法律違反なので注意)。自賠責保険の解約は、保険会社の窓口や郵送手続きで行えますが、これにより解約返戻金が受け取れることもあります。ただし、廃車の抹消手続きとは異なり、保険解約は自分で行わなければならないため、契約している保険会社の手続き方法をご確認ください。

自動車税の還付(普通車の場合)

普通自動車の場合、抹消手続きが完了してから2ヶ月ほど経つと、税務署から「還付通知書」が届きます。この書類を郵便局に持っていくことで、納付済みの自動車税の還付を受けることができます。事故車買取金額にプラスになるものなので、忘れずにお手続きください。